町外れ寂れた露店
夜も更けた頃、賑わう路地裏
ベルベッド破けた椅子
煙草くわえながら
瘦せた猫あやす
眠れない街のシャドー
頼れるものなどない少年
それでも笑って生きていた君
狂おしく降るこの雨に
悲しみさえ餌に走り
咲かない恋水を蒔いては
咲いている愛は枯れ果てたまま
焼け禿げたグリーンの空き瓶
映るロマンに酔いしれる情婦
ネオンライト焦がした郷愁
本能のままにさ生きた男達
ライオンの眼差し
出ロのないラビリンス
それでも自信に満ちた人の顔
恋という幻を見て
愛という悲しみを知る
何かを見つけ出す頃には
もうきっとここには居ない、さらば
大嘘付きの彼奴
この町を離れ
富を掴んでは
大笑いしてたって噂
でもそんなある日
自分の馬から落ちて
それからどうしたかって
今は誰も知らない
恋という幻を見て
愛という悲しみを知る
何かを見つけ出す頃には
もうきっとここには居ない、さらば