ああ そりゃまぁそうだな
僕じゃないよな
そして君は運命通りに
どうか そいつと不幸せに
ってそれは冗談でも
いつかどっかで
やっぱり僕にしとけばよかったな
なんて思う日は来ないだろうな
どうせならもっと自分勝手に
君を想えばよかった
僕の胸の中にいる
怪獣のサイズを
いつだって伝え損ねてしまうけど
君が見たのは ほんの一部だ
何も壊す事が出来ずに
立ち尽くした怪獣が
僕の真ん中に今日も陣取って
叫んでるんだ
嫌だ 嫌だ 君をよこせ って
ああ 君に恋をしてさ
嫌われたくなくてさ
気付けばただの面白くない人に
違ったそれはもとからだった
馬鹿な僕も優しい僕も
傷も牙もずるいとこも
全部見せなくちゃ駄目だったな
僕の胸の中にある
君宛の手紙は
最後まで渡しそびれ続けたけど
本当は傑作揃いなんだよ
僕の腕の中に誘う
ただ唯一の合図は
ゴジラもカネゴンだって僕だって
違いは無いんだ
嫌だ 嫌だ 君をよこせ って
言えばよかった