季節めぐり風の色も
変わり行くその隙間に
途切れ途切れ聞えてくる
君の声重ねた
君が落とした夢の続きを
僕が引き受けよう
悲しい思い出映す花さえ
愛しいというのなら意味を持つから
夜を染める 深く深く深い暗闇の下で
月の照らす道筋を 頼りに歩いて行く
辿り着く場所がどこであっても
季節めぐり風の色も
変わり行くその隙間に
途切れ途切れ聞こえてくる
君の声重ねた
茜色の空流れてく雲を
見上げて一人思った
風も空も雲も何も
僕はきっと選べない
君が見つけた夢の答えを
僕が奪っているなら
壊してしまおう彼岸花咲くこの迷路
もう迷う意味はないから
夜が滲む 深く深く深い暗闇の下で
涙こぼれる音に気づいた
失くすこと憶えた淋しさにどこか似てる
季節めぐりこの街にも
僕の二度目の冬が来る
気まぐれ君思い出した
あの寒かった日を
きりがないから忘れてしまおうと
何度も繰り返してた
色違いに見えた花は
もうここにはないから
茜色の空には雲ひとつ
急ぐように流れてゆく
いつかまた戻れる場所を
探しているのだろうか…
いつかまた戻れる場所を
探しているのだろうか…